山と調和する その瞬間

悪天候のため縦走は中止、
横尾→涸沢ルートに変え北穂を目指しました。
涸沢は紅葉の見頃とあって大にぎわい。
カメラを構える多くの方の横をすりぬけ
静かな北穂への道を進みます
(写真:北穂南陵より奥穂)

北穂から涸沢槍・奥穂高山荘への道は
鎖場・切れ込み・強風の連続で緊張感の走る時間でした。

「何もそこまでしてまで・・・」と言われそうですが
この“何も持ち得ない自分”が試される感覚もまた、
眼下に広がる景色と同じくらい好きだから
私は山に惹かれるんだろうなぁ

理屈ではなく、実像を持って
私は山の部分となっている感覚なのです